障がい者枠で転職するメリット・デメリットを特例子会社人事が解説

障がい者枠 転職 障がい者の就職・転職

特例子会社で人事をしていた経験がある高橋です!

今回は「障がい者枠で転職するメリット・デメリット」について解説していきます。

特例子会社とは・・・障がい者の法定雇用率(現在の障がい者 法定雇用率は2.3%。出典:厚生労働省)を達成するために設立された子会社のこと。社員の多くが障がい者であり、障がい者が働く上でのサポートが充実している。

【結論】障がい者枠で転職するメリット・デメリット

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

障がいを持っているのですが、障がい者枠で転職をすることにはデメリットがありそうで、悩んでいます・・・。人事の人に、本音で「障がい者枠で転職するメリット・デメリット」、特にデメリットを教えてもらいたいです。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

今回は、本音で行きますよ。

障がい者枠で転職するメリットは、以下の通りです。

  1. ほぼ確実に職を見つけることが出来る(採用されやすい)
  2. 本来の学歴・経歴よりも上位の会社に転職することが出来る
  3. 入社した後もサポートを受けられやすい

障がい者枠で転職するデメリットは、以下の通りです。

  1. 学歴・経歴などが違うことが多く、肩身が狭い思いをすることもある
  2. 人事などの一部の職種に配属されがちである

障がい者枠で転職するメリット

障がい者枠で転職するメリットは、以下の通りです。

  1. ほぼ確実に職を見つけることが出来る(採用されやすい)
  2. 本来の学歴・経歴よりも上位の会社に転職することが出来る
  3. 入社した後もサポートを受けられやすい
特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

それぞれ、解説していきます。

ほぼ確実に職を見つけることが出来る(採用されやすい)

現在、人手不足の世の中ですが、障がい者採用も人手不足。どんどん上がっていく障がい者の法定雇用率を満たすため、企業が争って障がい者枠での採用をしている状況です。

ですから、すごくはっきり言うと、障がい者の方であれば、ほぼ確実に職を見つけることができるのです。これは健常者では望めないことも多い、はっきりとしたメリットと言えます。

本来の学歴・経歴よりも上位の会社に転職・就職することが出来る

障がい者の方の場合、本来の学歴・経歴よりも上位の会社に転職することができます。

人事として見てきた事実を、本音で述べますね。本来であれば早慶レベル以上の学歴でしか入れない会社でも、障がい者の方であれば地方の国公立や、中堅私立出身でも入社できるということは多いです。これは転職でも就職でも同じで、間違いなく有利です。

入社した後もサポートを受けられやすい

言うまでもないかもしれませんが、障がい者枠で入社した場合、会社や人事も、障がい者の方であることや、どういった障がいなのかということが明確に分かっています。必要なサポートについてもコミュニケーションしているでしょうから、間違いなく転職した後もサポートを受けられやすい環境であると言えます。

障がい者枠で転職するデメリット

障がい者枠で転職するデメリットは、以下の通りです。

  1. 周囲と学歴・経歴などが違うことが多く、肩身が狭い思いをすることもある
  2. 人事などの一部の職種に配属されがちである
特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

こちらは、他の転職情報サイトではあまり触れられない「本音のデメリット」です。それぞれ、解説していきます。

周囲と学歴・経歴などが違うことが多く、肩身が狭い思いをすることもある

障がい者枠で転職するメリットのところで「本来の学歴・経歴よりも上位の会社に転職することが出来る」と書きました。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

実は、このことには、良い面も悪い面もあるのです。

正直に言えば、例えば早慶レベル以上しか入れない会社で、MARCHにも満たない大学の出身者がいた場合、悪目立ちすることもあります。そういったことが起こる可能性としては、①コネ採用、②障がい者採用、の2つくらいしかありえないからです。

分かりやすく学歴で説明しましたが、これは何でも同じです。「障がい者採用により、本来の経歴より上のレベルの会社に入った」場合、周囲の優秀さにまったくついていけず、結局辞めることになるという事態が頻発します。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

辞めるまで行かずとも、自分の実力を思い知らされることが多いため、周囲に悪気がないのに、障がい者の方が肩身が狭い思いをする例を複数見てきました。

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

これは想像がつくだけに、辛いですね。

人事などの一部の職種に配属されがちである

障がい者の方が肩身が狭い思いをしないための措置、とも言えるのですが、障がい者枠で転職する場合、職種が限られがちです。具体的には、人事や広報などに配属されがちです。

なりたい職種がある場合には、オープンポジション(会社側が配属を決定するタイプの求人)は避け、明確に職種を約束してくれる会社に転職するのが良いでしょう。

障がい者枠での転職まとめ

障がい者枠での転職には、メリットもあればデメリットもあります。不安であれば、デメリットに対する不安をコミュニケーションし、共有しておけるようなエージェントを使うことがおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました