障がい者が普通の求人に応募してもいいのか?特例子会社の人事が回答

障がい者 普通の求人障がい者の就職・転職

元・特例子会社(※)人事の高橋です!

今回は「障がい者が普通の求人(一般向けの求人)に応募してもいいのかどうか」について解説していきます。

※ 特例子会社とは・・・障がい者の法定雇用率(現在の障がい者 法定雇用率は2.3%。出典:厚生労働省)を達成するために設立された子会社のこと。社員の多くが障がい者であり、障がい者が働く上でのサポートが充実している。

【結論】障がい者が普通の求人に応募してもOKです!

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

転職を考えています。私には障がいがあるのですが、障がい者枠で転職したくないんです。普通の(障がい者向けでない)求人に応募してもいいのでしょうか?

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

もちろんです。障がい者は障がい者向けの求人にしか応募してはいけないという決まりはありません

結論から言えば、障がい者の方でも「障がい者の方向け」「障がい者歓迎」の求人だけにしか応募できないということはありません

障がいの内容にもよりますが、障害のある方が普通の求人に応募することは、普通のことです。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

次の項で、その理由を解説していきます。

障がいの形は人それぞれ。応募して話してみないと分からない

障がい者の方であっても、一般の求人に応募してよいと述べました。

これは正確な言い方ではなく、実際には「障がいのあるなしに関わらず、どの求人でも応募OK。しかし障がいの内容によっては出来ない仕事もあるので、考慮の必要がある」ということになります。

 

私は重症の難病持ちなのですが、同じ難病持ちといっても、その程度や必要なサポートはさまざま。

障がいも同じだと思っていて、障がいの内容によっては「健常者と変わらない方」もいれば、「ある種類の仕事は健常者と変わらないが、それ以外は難しい」という方もいます。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

他の人からのサポートがないと難しい(あれば出来る)という方も、もちろんいます。

つまり、障がいの形、必要なサポートは人それぞれなのです。

ですから、障がい者の方にとっても、応募される側の企業にとっても、「話してみないと分からない」というのが正直なところ。

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

つまり、応募しないと始まらないということですね!

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

その通りです。臆せずどんどん応募していきましょう。

障がい者向けの求人のメリット・デメリット

ここまでお話してきた通り、障がい者の方であっても「一般の求人に応募してもOK(必ずしも、障がい者向けの求人に応募しなくてもよい)」です。

特例子会社人事 高橋
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しかしながら、障がい者向けの求人にはメリットもあるのです。

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

どういうメリットがあるのですか?

最後に、障がい者向けの求人に応募することのメリットとデメリットについて解説します。

障がい者向けの求人に応募するメリット

障がい者向けの求人に応募するメリットは、主に以下の2つです。

  1. 障がい者の方が受かりやすい(採用されやすい)
  2. 入社した後もサポートを受けられやすい

障がい者の方が受かりやすい(採用されやすい)

障がい者向けの求人の多くは、法定雇用率を上げようという明確な意図のもとに出されています。

特例子会社人事 高橋
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ですから、(当然と言えば当然ですが)障がい者向けの求人には障がい者の方が受かりやすいです。

障がいをお持ちの方
障がいをお持ちの方

まあ、それはそうですよね。ありがたいです。

一般向けの求人では、障がい者以外の方との競争に勝たないと採用されません

その際には、障がいの程度だけでなく、スキルや経験も問われることになってきます。

特例子会社人事 高橋
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採用されること(合格すること)がいちばん重要なのであれば、障がい者向けの求人は最適です。

入社した後もサポートを受けられやすい

障がい者向けの求人に合格した場合、入社後もサポートを受けやすいです。

特例子会社人事 高橋
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そもそも、会社側が障がい者の方を受け入れるつもりで受け入れ準備をしているためです。

逆に一般向けの求人だと、障がいがあることを前提としてはいないため、入社してから色々と困ったり、周りに迷惑をかけたりする可能性もあります。

障がい者向けの求人に応募するデメリット

障がい者向けの求人に応募することには、デメリットもあります。

それは、主に以下の2つです。

  1. 業務内容や出世が限られることが多い
  2. 給与が安めであることが多い

業務内容や出世が限られることが多い

正直に言いますと、障がい者向けの求人は、単純作業が多めです。

業務内容が限られており、あまり複雑なことや、リーダー的なことは任されません。

 

業務内容が限られているため、スキルアップが難しいことも多いです。

つまり、スキルアップした結果としての年収アップや出世の見込みもあまりありません。

特例子会社人事 高橋
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あまり正直に書いている人がいないのですが、実際には「障がい者向けの求人でキャリアアップ」というのは難しいのが現実です。

給与が安めであることが多い

障がい者向けの求人には単純作業が多いと書きました。

単純作業であることが多いことを反映し、障がい者向けの求人は年収(給与)が低めであることが多いです。

特例子会社人事 高橋
特例子会社人事 高橋

年収アップ・キャリアアップを目指すのであれば、障がい者向けの求人は適切ではありません。

まとめ

障がいがあっても、一般向けの求人に応募することは出来ます。

ただし、障がい者向けの求人にはメリットもあるため、ご自身の状況に合わせてよく考えてみるとよいでしょう。

公式サイト 障がい者転職エージェント【Agent-Sana】

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